2012年11月2日金曜日

東南アジア最高峰に登ろう!ドラマ編

午前2:00
何となく、私も体がだるい。足もむくんでるし、顔が熱い。
少々高山の環境に疲れている感じはする。

ドミのメンバーが誰となしに登頂にむけて準備をし始めた。
窓の外は雲1つない星空。
「これはいける!!」

午前2:30
軽食をとっていざ出陣。
旦那様は、痛み止めが効いたのか、何とかいけるとのこと。
ここまできて、てっぺん見れないのは、私だったら悔しすぎる。
ゆっくり行くことと無理をしないことを条件にスタート。

熱帯雨林地帯とは言え、標高3000を越えたらさすがに寒い。
フリースなどの防寒具は必須。あと手袋も。
できればいい靴があった方が足元の不安も少ない。





しかし、きついのはみんな同じ。

よく見ると、足下に吐いた後が...。

レストランでも薬飲んでる人がいた。

「もう私登れないわ。」
「大丈夫だよ。君なら登れる。」
ってな会話を泣きながらしている欧米系の夫婦もいた。

かくいう旦那様も
「吐き気してきた....。頭痛い...。」の連続。

私は、でっかいものをキナバルにマーキングしたし。トイレでね。




どうしてそんな思いまでして人は山に登るのだろう。

そんな時、岩盤地帯にさしかかった。

長く長く続く岩盤地帯。

ひたすら緩やかな岩の坂道を頂上目指して登っていく。

まったく音はない。

目の前に広がるのは、月明かりに光る岩壁だけ。





こんなに岩が輝いて見えたのは初めて。




美しすぎるものの前で人々は言葉を失う。


とにかく、人生で初めてこんなに美しい景色を見た。






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