2010年9月8日水曜日

さくらじま



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ご存知かと思いますが、桜島は鹿児島市街のすぐ東に位置する火山の島です。大正の大噴火によって島の東側が大隅半島とくっついきました。すごいですね。地球って。

火山は今も活動中。よく鹿児島市内にも灰が風に流されてきます。今年は噴火回数が観測史上で記録更新中らしいのですが、地元の人々に言わせると、灰が降ること自体は当たり前のことのようです。天気予報では風の向きが毎日情報として流れ、灰が流れてきそうなら、洗濯物は干さないことにしているとのこと。
灰が市街に流れていく

セネガルの砂もひどいこともありましたが、灰もなかなかに厄介ですね。

2010年8月23日月曜日

硫黄島



硫黄島にいってきました。

映画の『硫黄島』ではなく、鹿児島県の薩摩半島の南に位置する小さな島です。
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硫黄島の左右には、竹島・黒島があり、それらと硫黄島を合わせて三島と呼ばれています。島には活火山があり、現在も噴煙を上げていて危険なことから入山も禁止されていました。

火山と言えば温泉。
島の周りから鉄分と硫黄が流れだし、このような色の海をつくります。

鉄分が多いとこんな色

これが温泉
周りは硫黄分が海を乳褐色に染める

バブル時代、この島の一角にはヤマハのリゾート地があったらしいが、バブルがはじけてヤマハはその地を売却。平成に入り、鹿児島県がその地を5億円かけて改修し、現在は青少年のための施設になっている。

島にはヤマハが当時飼っていたクジャクが繁殖し、島の至ところで見れます。なお、突然変異かなにかで生まれた白いクジャクもいて、それを見れたら運がよくなるらしいです。逆にそれを3回見てしまったら運が下がるらしいです。ちなみに僕は2回見ました。ラッキー?

屋久島に比べると、観光資源もなく、小さな島です。でも、フェリーの発着時には村長さんや島で唯一の警察官たちが出迎えにきてくれたり、島独特の温かさを感じました。長期滞在におすすめですね。
ポルコのアジトのような透き通った海

最後に、この島になぜか西アフリアのジャンベ教室(西アフリカの太鼓)があり、全国から若者が習いにきているようです。興味のある人はどうぞ。http://www.ttmjp.net/

2010年8月2日月曜日

縄文杉に会ってきました


「明後日から屋久島行くんやけど来ない?」
セネガルの同期だったA氏にこんな風に声をかけてみた。
やっぱりまだまだセネガル感覚が抜けない彼、
来ました。

そんなA氏と二人で屋久島の縄文杉に会ってきました。

とにかく、二人とも計画性のかけらもない、「どうにかなるでしょ、インシャーラー(神が望めば)」的な感覚。しかし、日本の神はそんなに甘くなかった。

まず、縄文杉に行くには早朝5時20分(安房発)のバスに乗らなくてはならない。朝の弱い僕ではあるが、これは神のおかげか起きることができた。しかし、想定外な出来事が一つ。雨音がするのだ。うーむ。屋久島は雨の多い場所だとフェリーの中にあった本で書いてはあったが、滞在2日目の僕たちの読みは甘かった、というより想定すらしてなかった。さらに、僕たちの装備はレインコートもなければ登山用の靴もなかった。それでも、いつものように、「まぁなんとかなるでしょ」と軽い気持ちでバスに乗り込んだのでした。

しかし、バスに揺られること40分、雨は山を奥に進むにつれ一段と激しくなっていった。眠気との戦いに加えてこの雨、バスが登山口に着く頃には僕たちの心はほとんど折れていた。さらに、他の登山者の姿を見ると全員レインコートを着ている。雨に打たれ寒さすら感じながら、A氏がつぶやいた「これでは檜の棒と布の服でバラモスに立ち向かうようなものだね」。計画性の大切さを肌に感じながら、僕たちは宿に戻ったのでした。

次の日の予報も雨。
僕たちは街に戻ると同時に、装備を整えに登山用品レンタルショップに向かい、王者の鎧(そんなに大げさなものでもないか)を手にいれたのでした。

縄文杉に行くルートは様々だが、僕たちはより一般的な荒川登山口からのルートを通りました。往復22KM。時間は8〜9時間です。

まず最初の8、5KMは緩やかなトロッコの道が続きます。


時々、こういう手すりなしの橋がありました。高所恐怖症の僕ですがなんとか精神統一をしてわたることができました。

のこりの2、5kmはこんな感じの山道がつづきます。
普段、山登りなんかしないので筋肉が悲鳴をあげましたがなんとか縄文杉に到着!

セネガルで巨木は見慣れていたので、縄文杉一本としては感動は少なかったですが、森全体の雰囲気とかは生命力を感じて感動しました。


帰り道、靴底がとれてしまうというハプニングが発生!もしこれから行く方、靴底がちゃんとくっついているか確認してから登山に向かいましょう。

そんなこんなで疲労で足がぷるぷる震えながらも無事帰ってこれました。神に感謝ですね。

今回の教訓として、①計画性は重要だ、②山をなめると死にます、③日本の神は甘くない、この3点が挙げられます。みなさんも行くなら装備を万全にして、計画性を持っていってきてください。ではでは。

屋久島に行ってきました


「1月に35日、雨が降る」と言われる屋久島に行ってきました。

6日ほどの滞在で、9日ぐらい雨が降りました。

島では上の焼酎「三岳」が90%以上のシェアを占めている。
生産が追いついていないらしく、お土産も一人一本。

「いなか浜」
白い砂浜。青い海。
最高でした。

2010年7月23日金曜日

鹿児島にやってきた

鹿児島にやってきました。

桜島が記録的な噴火を続けるこの街で住むことにしました。

とりあえず7月の末にネイチャリングプロジェクトというNPOが行っている社会企業家育成のためのプログラムに申し込むことにしました。
http://www.naturing.org/
お金をもらいながら、社会企業家としてのスキルを得て、ビジネスプランを考えるという、なんともオイシイプログラムです。

9月の頭から始動です。受かればの話ですが。

それまでは南の島でも巡ろうかな。