2012年8月5日日曜日

働くことについて考えたという話

あと3日で日本へ一時帰国します。
あっという間の3ヶ月でした。

この3ヶ月、ボルネオでの生活は、夫婦げんかしながらも仲良く過ごしてきました。
日本でお互い仕事をしていたら、こんなに2人で過ごす時間はなかっただろうね、って今朝も話していたところです。常に2人の話題は、「イチゴ」と「働くということ」について。まあ、寝ても覚めてもイチゴの成長について、よく話したものです。ランナーって何って言ってた私が、ランナーとりをしている日々。


ここで出会った人は、様々な環境で生きています。

まさに経済格差を目の当たりにした日々。

外国人労働者の現実。 
彼らは、必ずしも好きでここにいるわけではありません。
家族と離れ、違法な状態でいる人もいます。
仕事内容は、単純作業。日本ならば機械化されているものばかり。

私たちは、選んでここに働きにきました。

仕事は生きるためにする。
それはもちろん。
そこにプラスおもしろさややりがいを求めている私たち。
そう、仕事を選択するという意味合の違い。

でも、私たちだって、彼らが働いてくれないと仕事を失います。
彼らの仕事ぶりは自分たちが思うようなものではありません。

協力隊の時は、自分の生活は政府が保障してくれていたという安心の中で生活してました。だから、現地の人とぶつかってもどこかで許せる余裕もあったのかな。

今は、彼らの気持ちを尊重したい時もあるけど。。。
働こうよ。。。と泣きたくなることもある。
うちらだって食べてかなあかんねん。

「働く」ということに対する考え方の違い
それを生み出すのは育ってきた環境、文化、宗教、様々。
だから、そんな考えじゃだめだ〜と言いたいし、言わなきゃならないし、
でも、伝わらないし、分かりあえないし。
しかも、ただいまラマダン中だし。

の葛藤でした。そして、それはこれからも続きます。
私はまだ蚊帳の外だけど、旦那様はそうとうしんどかっただろうなあ。
普段怒る人じゃないだけにね。


3ヶ月おつかれさまでした。そんでもって、ありがとう。
とりあえず、日本で少しゆっくりしようね。