2012年11月30日金曜日

果物の女王はマンゴスチンだった

前回ブログでチャンパダックを
果物の女王と紹介しましたが、
実は、マンゴスチンが女王でした。


そして、ドリアン同様、マンゴスチンも今が旬!

 クアラルンプールの果物バーにもマンゴスチン

 Kokolに帰ってきたら、ママが大量にマンゴスチンを持ってきた


お尻の方から簡単にむけるのです


ドリアンと違ってさわやかな味なので
脂っこい食事の後でも食べられます。

ここでは、食事の後にフルーツが
必ずと言っていいほどでてきます。

しばらくは食後はイチゴじゃなくて
マンゴスチンになりそう...。

2012年11月29日木曜日

ドリアン祭り

ただ今、ドリアンの季節
街中にドリアンの姿が!


 猫山王とは違う種類のドリアン
BELANDA

 私たちの庭Manggatalのマーケットもドリアンだらけ

 これはドリアンKawin

いっぱいあるけど、味比べをしたいとは思わない。(笑)
この臭いとこの食感
ぜひぜひ、未経験の方は試してほしいです。


お土産のドリアン

ちなみに家に帰ったら、ママがドリアンを持ってきていた。
友達が来るからって5つも。
「あなたも食べなさい。」
「...。」

旦那様と残りの1かけらを食べて満腹。
家の冷蔵庫もドリアン臭。
だんだん慣れてきたなぁ。


ちなみに、5つもあったドリアン。
もうありません。恐るべし。

2012年11月28日水曜日

クアラルンプール物語 その2

さてさて、今回の最大イベント
みきてぃとの再会

とは言っても、私たちはクアラルンプールを案内できる知識がないのです。
どうしようと思っていたら
みきてぃのお友達が案内してくれるとのこと!!やった。
繁華街ブキッビンタン通りへ。

 もう街はクリスマスムード

イスラム国家なのにクリスマス?!
多様性が大事ですね。

コタキナバルにはない、おしゃれーなバーで
ビールを早めに飲み始め
夕食はローカルレストラン「Soo kee restaurant 」(ブキッビンタン通り近辺)



 ペーパーチキン(紙で鶏肉を包んでそのまま焼く)
 開けたらこんな感じ!ビールにあう!

コタキナバルでもそうですが、お酒を飲みたかったら
基本中華系のお店か数少ない欧米系のお店へ


 無事再会で一枚
 本日のメイン「えびそば」
かた焼きそばにロブスターのあんかけ

クアラルンプール在住日本人がよく行くお店だそうで
この「えびそば」も日本語で「えびそば」って言ったら通じます。


食後はただいまシーズン「ドリアン」
 ドリアンにもたくさん品種があってこれは「猫山王」というものです。
 お店には所狭しとドリアンが!
 みきてぃ、一口でご満足(笑)

ドリアンの立ち食い


みんな普通に1人1ドリアン食べるそうです。
うちと旦那様とみきてぃとみきてぃのお友達、4人がかりで4分の1。
でも、体中ドリアン臭。

きっと日本で食べたら高いんやろうなあ。
こっちじゃ安いですよぉ。
でも1年に一回しか実をつけないそうなので
食べるなら今ですな。


最後に夜のツィンタワーを見てクアラルンプールの夜は終わりました。

たまの都会も悪くないねえ。
日本帰りにも関わらずそう思ったのでした。

2012年11月27日火曜日

クアラルンプール物語 その1

諸事情により強行帰国してました。(ほんとに強行でした...)
連絡できなかった方がたくさんいました。許してください。


さて、帰ボルネオの途中
セネガル時代の友人みきてぃに会うために
クアラルンプールへ。

クアラルンプールはマレーシアの首都。
人口約160万人の大都市。
東南アジアじゃ、シンガポール、バンコクに続いて第3位の経済都市。
街にそびえ立つツィンタワー

旦那様も私も、日本じゃ地方出身者。
都会暮らしと縁なし。
買い物興味なし。

どこに行くともなく、このツィンタワーでうろうろ。

しかし、さすが「ただ今成長中」の都市は違う。
建設ラッシュ。どでかいビルが建ちまくり。
ブランドもののお店も世界規模。
歩く人も様々。まさに人種のるつぼ。
お金が動いてる感がひしひし伝わってきます。
日本のバブルってこんな感じだったんだろうか...。

 日本のデパートと変わりません。

ここ、マレーシアには、中東のお金持ちは避暑に来るみたい。
向こうじゃ、50度の世界ですから、30度くらいなら避暑になっちゃうのね。
それにイスラム国家同士なら食事や習慣も大丈夫。
ということで、中東マネーが流れてます。

 伊勢丹も入ってるし、和牛売ってるし、うどんも売ってるし。
ちなみにユニクロも無印もあるのです。日本資本も入ってる。

クラルンプール駅はイスラム建築。


電車の切符もタッチパネル。(1RM〜2RMくらい)
これが切符!!

クアラルンプールでは電車が3種類(KTM LRT モノレール)
LRTはこのコインが切符。

一瞬、「へ...これをどうしろと....。」

実はこのコインを関西でいう「ICOCA」のように入る時はかざして
出る時は、コイン投入口にいれるという仕組み。

クアラルンプールで一番感動したかも。
私、電車好きやから。

ということで、みきてぃと会うまでに
都会に馴染めない私たちは

デパート内でやってた美術展に行き
ヘナタトゥーをしたのでした。

男性はほとんどしないから、旦那様のタトゥーちょっと微妙。笑

2週間で消えますので、ご安心を。


クアラルンプール物語その2へ続く。

2012年11月11日日曜日

結婚式に行った話


結婚式に行ってきました。
ビジネスパートナーの奥さんの甥っ子姪っ子。
なぜか2回も。

ということで、今回は結婚式レポートです。
今までいろんな国の結婚式に参加しましたが、キリスト教徒の結婚式は初めて。

実は教会でお祈りを見たのも2回目。(初めてはセネガルの教会)
一言にキリスト教と言ってもいろんな宗派があるそうです。

マレー語だったから牧師さんが何を言っているのかは、
ところどころしかわからなかったけど
賛美歌(マレーシア版)が響き、とても穏やかな幸せな時が流れました。

写真禁止の儀礼の時は、
聖水を新郎新婦に振りかけたり、おせんべいのような丸いものを参列者に分けていたり。
幸せのお裾分けのようなことをしました。

集合写真に入りきらないほどの人が参列。

親族の人はみんな青い服を着ます。
それ以外の人は自由。(短パンはだめ。)着てはいけない色もないそうです。
その土地や民族によってタブーの服装や色といったものがあるので
こういう式に参加する時は、よく調べておかないと!
日本だって様々ですから。



で、式が終わったら
日本でいう披露宴。
ホテルの会場を借りたり、昨日は地元の体育館を貸し切ったり。


         舞台ではカラオケ大会!この舞台は常に用意されてます.
前回はマナバンド付きでした。
  
そして、フロアの中央は広くとってあります。
それは、ここから入場するのもそうだし、最終的にはダンス大会になるからです。






これは、民族楽器です。大きな鐘で、この音に合わせて踊ります。民族ごとに衣装や踊り方も違っておもしろいですよ。


披露宴はほとんどが食べて飲んで踊って。自由〜。





 メインイベントは日本でいうファーストバイト。(ケーキの食べさせ合いっこ)
ここでは、新郎が新婦の両親もしくは家族に、新婦が新郎の両親もしくは家族に食べさせてあげます。そして、最後にお互いに。
民族によっては、聖水のようなものをふりかけたり、中華系ではお茶を飲ませたり、様々。特に、サバ州は民族を越えての結婚が多いので、ほんとに結婚式もお互いの習慣、文化、そして家族を大切に思ったものになるそうです。

相変わらず。教会で神父さんがお話をしてても、子どもは走っていました。
これがいい感じ。ピリピリしてない。



マレーシアはイスラム教国家です。
でも、こうしてキリスト教徒の人もいるし、ヒンドゥー教徒の人もいます。さっきも書きましたが、同じ宗教でも考え方や儀礼の行い方や習慣は違います。その土地に根付いたものになっているのかな。それを認め合っている、ここサバ州はほんとにいいところだなあと思いました。

だって、酔っぱらった旦那様、地元のおっちゃんたちと言葉もろくに通じてないのに、楽しそうに飲んだくれてましたよ。

あの笑顔、大切にしたいです。



2012年11月2日金曜日

やま

「ムシゴヤシが午後の胞子を飛ばしている」
ナウシカは人間の住むことのできない腐海を「きれい」と形容した。

僕は4000mの世界に腐海と相通じるものを感じた。

岩と月。

人間が住むことができない世界。

人間は時々あちら側に行きたくなるんだろうね。

高山病になるもの。
ゲロをぶちまけるもの。
泣き叫ぶもの。

それでも人間は行きたくなるのだ。

東南アジア最高峰に登ろう!登頂編

美しい岩盤地帯を過ぎた頃

少しずつ周りの景色が見えてきた。

目の前には頂上 Low's peak。



朝焼けに浮かぶ岩壁
頂上Low's peak(4095.2m)

 頭痛マックスの旦那様 よくがんばりました



















また、いつか出会う日まで。

この美しさが失われませんように。


東南アジア最高峰に登ろう!ドラマ編

午前2:00
何となく、私も体がだるい。足もむくんでるし、顔が熱い。
少々高山の環境に疲れている感じはする。

ドミのメンバーが誰となしに登頂にむけて準備をし始めた。
窓の外は雲1つない星空。
「これはいける!!」

午前2:30
軽食をとっていざ出陣。
旦那様は、痛み止めが効いたのか、何とかいけるとのこと。
ここまできて、てっぺん見れないのは、私だったら悔しすぎる。
ゆっくり行くことと無理をしないことを条件にスタート。

熱帯雨林地帯とは言え、標高3000を越えたらさすがに寒い。
フリースなどの防寒具は必須。あと手袋も。
できればいい靴があった方が足元の不安も少ない。





しかし、きついのはみんな同じ。

よく見ると、足下に吐いた後が...。

レストランでも薬飲んでる人がいた。

「もう私登れないわ。」
「大丈夫だよ。君なら登れる。」
ってな会話を泣きながらしている欧米系の夫婦もいた。

かくいう旦那様も
「吐き気してきた....。頭痛い...。」の連続。

私は、でっかいものをキナバルにマーキングしたし。トイレでね。




どうしてそんな思いまでして人は山に登るのだろう。

そんな時、岩盤地帯にさしかかった。

長く長く続く岩盤地帯。

ひたすら緩やかな岩の坂道を頂上目指して登っていく。

まったく音はない。

目の前に広がるのは、月明かりに光る岩壁だけ。





こんなに岩が輝いて見えたのは初めて。




美しすぎるものの前で人々は言葉を失う。


とにかく、人生で初めてこんなに美しい景色を見た。






2012年11月1日木曜日

東南アジア最高峰に登ろう!高山病編

 
1日目終了後。夜間登山開始は2:30なので、それまでは休憩。


霧も晴れて、いい天気が期待できそうな予感



しかし、ラーメンを食べた後の旦那様の様子がおかしい。



この表情。ただの疲れかと思ったら...。
「頭痛い...。」
「.....。まじで?!」


 お昼ご飯を食べた直後から、旦那様の足取りが重くなっていたのは気づいていました。
息が荒くなっていたし、自分でも「心臓がバクバクいう。」と叫んでいました。
 
 普段頭なんて痛くならない旦那様。これは、あの症状しかありません。そう、

高山病

 高山病とは、高山に登った際、気圧の低下や酸素欠乏により、頭痛や悪寒、吐き気の症状を起こすこと。ひどい時は意識障害まで起こします。

「あくびがめっちゃでる。頭動かしたらめっちゃ痛い。」

あぁ、どうしよう。
高山病の治療は下山のみ。とりあえず、横になって様子を見ることに。

 このLaban Rata小屋。2段ベットが4つある、ドミトリー形式の部屋。温水はありませんが、シャワールームも共同であります。レストランも広くて、快適。欧米系の登山客が多かったかな。みんな酒飲んで、すごい元気。


 さてさてしばしの休息後、19時前。夕食ビュフェ終了時刻間際に夕食をとりました。旦那様の状態がよくなっていることを期待しつつ...。



しかし、期待空しく。旦那様食欲ゼロ。頭痛なおらず。



 この時私は、旦那様はもう登頂は無理だろうと、思っていました。
だって、頂上はこの小屋からまだ1000m近くも標高を上げなければいけないのです。

焼け石に水のような痛み止めを飲んで、2:30の登山開始まで寝ることに。


さてどうなることやら。





東南アジア最高峰に登ろう!

キナバル山。標高4095m。東南アジア最高峰。
富士山よりもでっかい山に登ることになりました。
詳しいことはネットなどで調べればわかると思うので、
私たちが登った感想と物語を書いていきます。


10月29日朝
6:00
車でコタキナバルを出発。約1時間半でキナバル山の麓、キナバル公園に到着。
ここで標高1500m。受付をすませて登山口へ。
(キナバル山ではガイド同行が義務です。登山申し込みをしなければいけません。)

8:30
Timpohon Gate(1800m)
登山開始

  最初の2kmくらいはとても1800m以上に来たとは思えないほど、植物が多くて湿気がある。鳥の声も何種類も聞こえてきます。
           ウツボカズラと私   階段が続く〜(4kmまでは階段多し)
植物に詳しくないのでよくわからないけど、日本で見ないものが山盛り。
5000〜6000種類の植物が確認されてるらしい。確認って言葉がおもしろい。
つまり未確認もたくさんあることでしょう。さすがボルネオ。
このあたりは、まだまだ半袖で十分。気温は18℃ほどで快適。日本の夏登山の方がよっぽどしんどい。

 ただ、階段の段差が...。この段差の高さが後に私たちを襲ってきます。

 完全に元探検部の血が騒いで、アドレナリンが放出している私
予定の場所まで待てずお昼ご飯を頬張る旦那様。
彼はまだ知らない、この後どんなことがおきるのか...。

 登山申し込みには食事宿泊込みなので、軽食のお昼ご飯を渡されます。下界では絶対に食べれないまずさのサンドイッチ。空腹は最大の調味料。


  しかし、恐ろしくお腹がすく。行動食は絶対に持っていきましょう。チョコレート、ナッツなどのカロリーたっぷりのやつ。約1kmくらいにトイレ完備の休憩所があります。

 5km地点(2800m)くらいになると、こんなところもでてきます。昼間は大抵霧に覆われます。まったく下界見えず。雨も降りますので、カッパ装備も忘れずに。このあたりになると、寒い。




13:30
第1日目終了。宿泊先のLaban Rata小屋到着。

 富士山と違って、キナバル山には宿泊先はこの3272m付近に点在している山小屋のみです。このLaban Rata小屋にレストランがあります。その他の山小屋は寝るだけで、ご飯や売店はこのLaban Rataまで登ったり降りたりしないといけません。

 ちなみにここでの食事も申し込み時についてます。(夕食、夜間登山前の軽食、朝食)でも到着した時点では、夕食まで時間があり、空腹と寒さに耐えれなくなりました。自腹で食べ物をオーダーすることもできます。ただし値段は普通の3倍以上。お湯はタダなので、インスタントコーヒーを持っていくとありがたい。結局ラーメン15RMを食す。

 さあ、1日目終了。5時間で宿泊先に到着。悪くないタイム。しかし、1800mを過ぎたら、3200まで登りきらないと行けないのです。

コタキナバル市内から総計算すると、一日で3200mも高度を上げるとどうなるか...。

そう、あの病魔が旦那様を襲い始めたのです。


週末は外食よ

 キナバル山に登るため、日曜日にパートナーのお家にお泊まり。

 年収がいくらから家政婦さんやドライバーさんを雇うのかは定かではありませんが、
パートナーさんのお家は何せたくさん家事をする人がいます。その人たちの休日が週末にあたるため、お食事は外食をするそうです。
 
 自分たちではほんとに料理しないんです。山の中の別荘に昼間来ても、持ち帰りの食事を買ってくるのです。

 ってなわけで、私たちもその家族の外食に連れて行ってもらいました。
今回行ったレストランはWild Borneo treasure restaurant (野宝味って中国語で書いてたな。)
店の名前から、何だかおもしろそうなレストランです。先ほど書いた理由から週末のレストランはたくさんの人で賑わっています。


今回食べたのは

わに
 まあ、鶏肉みたいな感じでした。薬膳的な味付けもされていて、臭みはなかった。
他にも、おなじみの豚の足や鶏肉、魚、などなどもりだくさん。その夕食の最後をかざるのは
亀の首のゼリー
言ってみたら、漢方料理ですな。苦かった...。

「山に持って行きなさい。力がつくよ。」と言われお持ち帰りもしました。

なかなかキナバル登山前夜祭にふさわしい豪快な料理でした。
ごちそうさま。