2013年2月9日土曜日

真っ赤な街を見に行こう!後編

スチームボートで満腹のお腹を抱えて
いざコタキナバル市内へ。
すると、いきなりの渋滞。

至るところで、正月前のマーケットが!
そして、そこに訪れる買い物客が!!

さてさて、コタキナバルの中心街はどうなっているのやら....



 おぉ、これは龍ではありませんか!

 普段は道路になっているセントラルマーケット前が歩行者天国になりお店だらけに。

赤提灯がいたるところに!

日本のお祭りと一緒。わたあめが売ってます。

どこを見ても赤!!
 赤 赤 赤!

 

下着だって赤。真っ赤なものがいっぱい!


とにかくすごい人。
いつもなら夜10時にもなったらデパートは閉まっているし
一部のBarが開いてるくらいで、閑散としてるのに
まあ、にぎやか。

こんな感じで、人の山。



売ってる物は、中古品の洋服やら夜店によくあるキラキラ光るおもちゃやら。
特にほしいものはありませんでした。笑

明日は大晦日。このお祭り騒ぎは明日まで。
お正月本番はすべての中華系のお店は閉まって、市内はしーんとしているそうです。



みんな各家庭でお正月を楽しみます。




ちなみに、Kokolは11日100人規模のBBQです。
山が一瞬にぎやかになります。




真っ赤な街を見に行こう!前編

ママが
「下におりなさい。全部真っ赤よ。」
というので、急遽山を降りることにした。

しかし、夜遅くなると山に帰れなくなるので
ヘルマン※にバイクを借りてマンガタルへ。

そこで、インシャーラー男「クーさん」と落ち合い、
コタキナバル市内の旧正月を見る予定だった。

ところが、このインシャーラーな人は
「ちょっと車を代えるから」と言って自宅へ。

何のことはないシャワー浴びただけ。
「おい、車は?!」
とつっこみたくなる気持ちを押させていると、

「スチームボート食べに行こう。1人25RMで食べ放題だ!」

こうやって、どんどん予定は塗り替えられて行く....。笑



スチームボートとは、マレー風寄せ鍋。
一度食べてみたかったので、よしとしよう。



 何でも好きな具材をとっていい。魚貝、肉など何でもあります。

 こんな風に野菜も豊富。しらたきや麺もありますよぉ。

 これは、一品料理。これも食べ放題。油ものばかりですが、おいしい。


こんな感じで2種類のスープに具材を入れて煮ます。
つけダレは、いつものニンニク醤油やらチリやら、自分でカスタマイズ!


食後にはアイスクリームも食べ放題。こんな感じで、フルーツも食べ放題。




とにかく、時間無制限の食べ放題。
残したときは100g2RMだったかな。
まあ、これだけ豊富な素材で食べ放題で25RM(約700円)はお得。
飲み物代は別ですが、お茶ならFree!!

久しぶりに胃がはち切れました。
ほんとは、だしの出たスープで麺を入れてしめるそうですが、
そんなすき間はお腹にはありませんでした。



そして、時間は午後9時。
もう帰らないと、山に着く頃には10時すぎちゃうな
と、思っていたら、

「チャイニーズ・ニュイヤーの様子を見に行こう。」

まじか、これからか....。


ということで、後編に続く。


※へルマン ホテル建築現場で働いている友達。いっつもバイクを借りている人。

2013年2月8日金曜日



最近雨が降らないなあ。
そろそろやってくるかも、大雨が!



ここボルネオは雨がきれることはありません。
熱帯雨林気候というやつです。

なので、肥料をあんまり必要としない植物は
太陽と水のおかげでぐんぐん育ちます。
別に園芸のプロがいるわけではなく
ぽんと草をおいておくだけで
庭が作れます。



         
こんな風に山が作れます。
これは、そこらへんの草をおいておいただけ。
何にもない土の山でしたが、お見事!


何にも水をあげてません。

 ほら、こんな風に育ちます。


土自体は水分が多すぎるため
ねたねたの粘土。
石もできないほどの水分率(だから土砂くずれが多い。)
栄養分も流れてしまう始末。
野菜がおいしくないものそのせいかな。
でも、土作りはあまりされていません。
だって、種ほっといたら芽がでて
ある程度のものはできるから。

でもまあ、肥えた土で野菜作りたいよねってことで
実験をこの半年ほどしてますが、
いや難しい。
土作りを一からして野菜を育てている農家さんってすごい。


 もみがらまぜてるところ。


人間と一緒で中から元気な野菜はおいしい。
でも、中から元気な野菜を作るには
これも人間と一緒で
栄養バランスのとれたものをとらないと
だめなんですね。

栄養のある土
ちと勉強しようと思います。

2013年2月6日水曜日

れいこー


小さい頃、両親が仕事休みに飲んでいた
冷コー(れいこー)※

まさしくその味
ネスカフェの冷たいやつ。


 暖かいネスカフェに氷入れただけ
若干生温い

こんなプラスティックのコップだったりもする。



正直、甘くてコーヒー好きの人に取っては
おいしくないインスタントのアイスコーヒー。

でも、懐かしいのでコーヒーショップに行ったら
ついつい飲んでしまいます。







※冷コー 関西圏でアイスコーヒーのことを冷コーと言います。
冷=冷たいなので、れいこーです。
夏場の農家さんの3時のおやつは冷コーが多いのです。(うちの地元では。)

2013年2月4日月曜日

どこもかしこも真っ赤っか!


今週末は旧正月※です。
どこもかしこも赤一色!


スーパーでは真っ赤な箱に入ったみかんが大量に売られてます。
全部中国からの輸入です。

 こんな感じで正月を祝う看板があって、お正月の音楽がずっと流れてます。

KFCでもこの飾りに、お正月の音楽。


こんな造花とか買って、家中真っ赤に彩ります。



昨日の夜から、コタキナバル市内のガヤ通りでは
旧正月の市が始まったもようです。
1月1日の新年よりは盛大にお祝いします。
そろそろ、物の値段も2倍になってくるでしょう。
みんな旧正月の間は働きません。
ただし、中華系でない人は普通にお店開くそうです。
でも、ここマレーシアでは商売の多くは中華系の人が占めているので
市内の大型コンプレックス以外はほとんど閉まっちゃいます。

9、10、11、振替で12日まで公式なお休みとなります。

ゆったりのんびり旧正月を楽しもうと思います。






※旧正月 中国の春節。現在の暦以前に使われていた中国暦での新年を祝う日。4000年ほど前から続いているもよう。

旧暦に関して、調べてみましたが、何だかちょっといろんな暦の計算方法があるらしく
詳しく説明を書けません。とにかく、現在使われている暦の前に使われていたもので、
単純に太陰暦だとかではありません。微妙に中国、台湾、ベトナムなんかでも日にちがずれたりするようですよ。


2013年2月3日日曜日

ジャングルクルーズだね

知っている方もいらっしゃいますが
私は大学時代ラフティングばっかりしてました。
大の川好き!



そんなわけで、
急なお誘いが得意のママから
「日曜日ラフティング行く?」
とのメール。(ちなみに、メールが来たのは金曜の夜。)
これはいっちょやりますか!と
「行きます。」
の二つ返事。

さてさてどんな川なのか!!

 今回下る川は、コタキナバル市内から1時間のキウル川。
川のレベルで言うとクラス1〜2ってところです。奈良の吉野川に似てるかなぁ。

 大学卒業して約10年ぶりのラフティング!!ボートを見ると血がさわぐぅ。

 しかし、やっぱり装備は適当。このおじさんなんて、ビキニ海パンいっちょ。
目のやり場にこまる格好で下ってます。

 私たちも、短パンにTシャツ。しかも、素足。ライジャケもメットもでかい!

見えますか?川べりでは、牛追い祭りならぬ、水牛追いを村人がしてました。
これは、さすがに日本のラフティングではお目にかかれない光景。



川は、はほんとに、穏やかで、水もきれい。
川べりにはココナッツの木なんかも見れて
ジャングルクルーズそのものです。

瀬は沈するようなものもなく
小さなお子様まで可能。
増水しても、たいしたことないです。

だから徳島の吉野川をご存知の方は
物足りないでしょう。
もう一つの川、パダス川をお勧めします。
いちよう「クラス5だ!」とマレーシア人は言っています。
ネット情報で見たところ、ほんとっぽい。
そんなレベルの川、こんな装備ではくだりたくないです。笑




今日はラフティング初体験も旦那様も
楽しかったようで、
日本に帰ってもやりたいとのこと!!

しめた!

和歌山においてある私のボートを徳島に移動させて
この夏、川に行きますよぉ。

ご参加したい人は私まで。
ちゃんとライジャケもメットもパドルもありますから。

2013年1月27日日曜日

ボルネオの味

昔から人々は
自然のものを上手に利用して
様々な食品を作り出してきた。





例えば、ただ今研究中のパンも
大昔はぺったんこで固いものだったらしい。
ところが、生地を偶然放置してたら
酵母菌がくっついて、発酵して、
膨らんだり、やわらかくなったりしたという。

日本でいうなら納豆ができた話と似ている。

お酒も、最初はめちゃくちゃまずかったらしい。
発酵と腐敗は紙一重ですから。
何百年もかけて、ワインや日本酒やらできたんです。

ここボルネオはサバ州のカザサンドゥスン族は
お酒好き。
(お酒飲み過ぎて、昔は体を壊す人がいっぱいいたのよってママが言ってました。)

彼らは、Lihing(リヒン)と言われるライスワインを作っています。



Lihingは日本酒と一緒で
お米から作られるお酒です。

これが、上級品となると結構うまい。
甘いお酒!
しかも、10RM(270円くらい)で瓶ビール1本くらいの量は買える。
昔から、自分の家で作っていたそうです。
スーパーなんかでは売ってません。

ほしい時は、ローカル市場で、
Lihingどこ?」って聞いてください。
こそっと内緒で教えてくれます。※





何でも、規格を統一化して
味が一つになると
安心して買えたり
安定して製造できたりするんだろうけど
こういう家庭の味や地域の味は
残していきたいものです。


こんな感じで、Lihingを発酵させ熟成させます。
ふたにしてるのはバナナの葉っぱ





※日本と一緒で酒造法があるから、お酒作れる人が決まってます。だから、市場で隠してこそっと売っています。地酒はムンタコといわれる蒸留酒は売ってますよ。







2013年1月23日水曜日

枝からニョキ


昨日、雨がふらなかった。
20日ぶりのこと。
セネガルと大違い。※

ここにいると地球は生きてるなあと感じる。


家のそばのドリアン地帯より



枝からニョキって。笑
ジャックフルーツもチャンパダックもこんな感じで実をつける。


みかんのようにすべての果樹はできるわけではない。
思い込みは世界を小さくしてしまうなぁ。



※セネガルは1年のうち約3ヶ月しか雨が降りません。






2013年1月21日月曜日

ロータリーの真ん中には...。

セネガル隊員なら幾度度なく目にした
「round-point」※
ここマレーシアにもあります。



 カジキマグロです。
 オラウータンです。
 またもやオラウータンです。
 わにです。立ってます。
 またもやカジキマグロです。
 これはウミガメです。産卵する島があるんです。

最後わかりますかね...。はしっこにテングザル。


という具合に、その土地の特産物や名物をロータリーの真ん中に作ってます。
他にも「壷」を見ました。
焼き物が名産なんかなあ。

6、7時間もかかる車の旅、
ほんの数分の楽しみでした。






※round-point ロータリーのこと

2013年1月20日日曜日

うどんを作った人を尊敬します


ボルネオは今日も雨〜。
パンに引き続きうどんも作ってみました。
小麦粉祭りです。


うどんは旦那様のソウルフード。
果たして彼の味覚を満足させることはできるのか?!



その1 材料をまぜて粗こねする
薄力粉と強力粉を半々で300g
塩15g
水130ccを様子見ながらいれてこねる。


最近こねてばっかり

その2 ちょっとねかせて、しっとりやわらかくなるまでふむ


 昼休憩の旦那様も参戦

その3 1〜2時間ほどねかせて、生地をのばす


 めん棒ないので、瓶を使いました。笑
伸びない...。これが後ほど致命傷に

その4 均一に切る

これがなかなか難しい...。

 仕事を終えた旦那様の生地チェック

その5 たっぷりのお湯でゆでる

 さてさて、できばえは??

自信がないので、カレーうどんでごまかす....。

「どうでございましょう??」


「....。」


結論、うどんの太さが均一でないので、
ゆで具合がばらばらになってしまいました。
つまり、ちょうどいいうどんと固いうどんがあるということ。


そう、瓶で生地を伸ばしたから、生地の厚さがばらばらになっちゃったのです。

ははは、ここにこだわりきれない私の悪い癖がでました。
素材がシンプルなものは
ごまかせませんね。パンも同じく。



やっぱりこれにはかなわない。

うどんを作った人尊敬します。







2013年1月19日土曜日

田舎より都会が食べたいの。

S田氏が帰国されて
ボルネオが悲しんでいるのか、
昨日まで1日晴れたという日はありませんでした。
というか、一時期嵐、嵐、嵐。
こんな感じでS田氏の帰国を悲しむボルネオの涙が毎日押し寄せてくる...。



どうやら、モンスーンの影響らしいです。いちよう今は雨季。
インドネシアなんか大洪水でえらいこっちゃです。


「嵐やし何もする気せんなあ。」



そうすること10日以上、
S田氏が帰ってから一度も山をおりていないことに気づきました。
まさに山ごもりです。

その間何をしていたかと言えば、

ひたすらパンをこねていました。

前回失敗してから、1週間に3、4回はパンをこねています。
別にパン作りが好きなわけではありません。
何度も書いていますが、料理は作るより食べる派です。

ただ、気になった。

「なんでふくらまんのやろ?」
「なんで固いんやろ?」

 粉の分量やら、こねる時間やらを毎回かえて実験
 天然酵母さんは、どんどんふやしております。
 ちゃんと発酵するようになりました。
 ラスクみたいにして、ミニピザにしたり
最近は形もかえてみたり。


しかし、田舎パンどまり...。
できたてはセネガルの田舎パンなみでうまい。


でも、私たち、今、

「都会パンが食べたいのーーーー。」



もう歯ごたえたっぷり
お腹にずっしりの田舎パンではなく
さらっとちょこっと噛むだけで味のでる
お手軽都会パンが食べたい。




そうして、また山の中でひたすらパンをこねるのだった。
ボルネオがS田氏の帰国を忘れるまで。







※私たちが勝手に言ってるパン用語
田舎パン...セネガル共和国の田舎で作られたパン。フランスパンの中身ずっしり版。
都会パン...つまり普通の食パンやクリームパンみたいなふわふわでやわらかいパン。